不登校を認めるのは「親じゃなくて子供本人」だった

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よく「不登校であることを認める」って言いますよね。

これは親に向けられたことですが、私は

子供自身が不登校である自分を認めて受け入れる

というのが重要なのかなと思っています。

我が家の起立性調節障害娘は、私から見たら完全に不登校です。

でも本人は絶対に不登校だと認めませんでした。

娘はHSPなところがあります。

※HSPとはハイリー・センシティブ・パーソン(Highly Sensitive Person)の略で、いわゆる「繊細さん」と呼ばれる性格の人のことです。こちらのサイトで診断できます→HSP診断テスト

HSP気質の娘は「普通」というものにすごく執着しているように見えました。

そして不登校の子は普通じゃない、ど。

でも自分自身で「私は不登校なんだ」と認めたんです

それからすごく前向きになりました。

不登校であることを認めたらどういう気持ちの変化があったのか、娘本人に聞きました。

これは我が家の例なのでどのご家庭にも当てはまることではないでしょうが、こんな家もあったよと言うことで聞いていただければと思います。

のんこ
のんこ

私の話がお役に立てたらうれしいです。

親は不登校だと思ってたし、それでいいと言っていた

まず前提として、親としては完全に不登校だと思っていました。

今までは「朝ちゃんと起きると学校に行かなければいけない」という気持ちがあったんだそうです。

でも私は何度も何度も「学校行かなくていいから!」と言ってたんですよね。

学校行かないことは悪いことでも何でもないんだから、と。

でも学校を行かないことに対して罪悪感があったのだそうです。

不登校って認める前はどんな気持ちだったの?

罪悪感がすごかったよ

今までは学校に行けなかったときの罪悪感がすごかったそうです。

そしてその罪悪感を紛らわせるためにスマホに逃げていたとのこと。

スマホにどっぷり→体調悪化の悪循環でした。

不登校って認めたらどんな変化があった?

気持ちが軽くなったし、思ってたのと違ってた

今まで娘は不登校であることを認めませんでした。

認める前は「不登校であることを認めてしまうと、もっと不登校から抜け出せなくなる」と思っていたのだそうです。

でも実際は自分が不登校であると認めたら気持ちが軽くなったとのこと。

色々前向きになったよね!

「こうしなきゃ」ってのにしばられなくなった

彼女の中にあった「こうしなければならない」に縛られなくなって、心が解放されたようです。

娘を縛っていたものは「娘自身が作った決まり事」

娘は計画を立てるのが好きで、なんでもきっちり決めたがる性格です。

非常に雑なところも多々ありますが

今までは「いついつまでに○○をして・・・」という計画をばっちり立てていました。

例えば「来週は月曜日は5時間目からいく。火曜日は3時間目から行ってみる。水曜はちょっと休憩で休むけど、朝ちゃんと起きる。木曜は朝から登校して部活にも出る。金曜もがんばる」

みたいに。

でもそれどおりにいかないと、できなかった自分を責めてしまっていたんです。

また行けなかったーってなってた

でも今は細かな計画を立てないで、一旦休むことに専念することにしたのだそうです。

そうやって気持ちを切り替えられたことで、

今は心から休めてる

とのこと。

朝も「今は起きても行かなくていい」と決めたから、逆に起きられるようになってきました!

たぶん今までは起きたら行かなくちゃいけないって思ってたから、身体が起きることを拒否してる部分もあったのかな。「起きても行きたくなかったら行かなくていい」って言ってたんですけどね。

学校に行きたい気持ちがゼロになったわけじゃない

不登校であることを認めることで気持ちが軽くなった娘ですが、学校に行きたい気持ちがゼロになったわけではないそうです。

行ったほうがいいとは思ってるよ

娘は塾に通っています。

塾の先生方が本当に良くしてくださっていて、面談も補修も望むだけやってくださって。

お友達も学校に行っていなくても普通に接してくれるし、なんなら一緒に行こうと誘ってくれるし(笑)←でも娘はめんどくさいから一人で行く方が気が楽らしいw

そういうつながりがあるのが大きいかも。

学校に行かなくても勉強はできるから安心

前までは「塾はあくまでサポート。やっぱり学校に行かなくてはいけない。」と思っていたそうです。

でも今は、塾に行けてるからいっか!って思えるようになったみたい。

だから、学校に行きたい気持ちはあるけど今すぐ登校するために何かしなくちゃって切羽詰まるものはなくなったから気がラクになんだって。

「学校以外の居場所があった」というのが、娘にとっては大きかったようです。

生活にも大きな変化が

不登校であることを認めたら、朝起きて規則正しい生活を目指せるように自分なりに工夫して努力していこうという姿勢が見られるようになりました。

今までどうしてもスマホをいじったりYouTubeを見てしまったりしていましたが、塾の先生と約束し、自分で時間管理できるようになりました。(先生と決めた時間を超えてしまったら、先生がパスワード変えるんだってw)

不登校 認める

高校選びにも積極的になりました。希望は全日制だけど、N高等の通信制も含め色々リサーチ開始。

さっそく外観だけですが、気になる学校すべて見に行ってきました。

それから自分から受診を希望したり、すすんで漢方も飲んだり、

そうそう弱ってる時って「補中益気湯」が効くんですよ!

これは息子が不登校になった時の小児科のお医者さんに言われたんですけど、

「体が弱ってると心も弱る」

んですって。

確かにうちの子たち、メンタル弱ってる時に補中益気湯飲ませると元気出るんです。

あ、漢方はチョコアイスに混ぜて飲ませる(食べさせる)といいですよ👍

不登校を認めることで前向きになれた

娘は「自分は不登校なんだ」と認めたことから、前向きな気持ちになることができました。

でも認めることは怖かったそうです。

何が本人の変化のきっかけになったのかはわかりませんが、吹っ切ることができたようです。

大人だって、受け入れるとか認めるとかできると気持ちがラクになりますもんね。

あきらめの部分もあるかもw

我が子の不登校を認めることもなかなか気持ちの整理がつかないことかもしれませんが、親が認めてあげないとお子さん自身も認められないかも。

でも何事もタイミングってあると思うんです。

私は「どんなこともタイミング説」を提唱していて(笑)

娘にも認めるタイミングが来たってことなんだと思います。

手を抜き力を抜き、やがて来るタイミングを待てたらいいのかな。

そんな風に思ってます。