「我が子が起立性調節障害にかかったけど、どんな言葉をかければいいのか…」
親サイドとしても戸惑いがあったりするし、腫れ物に触るでもないけどどう接すればいいのか悩みますよね。
そこで起立性調節障害歴5年の娘に、どんな言葉をかけて欲しいのかインタビューしてみました。
安心させる声掛けを
単刀直入に、どういう言葉をかけて欲しいのか聞いてみました!
娘の答えは、
大丈夫だよって言って安心させてほしい
だそうです^^
起立性調節障害には「こうしたら治る」という明確な治療法がありません。
だから本人はものすごく不安なんです。
大人だって不安になりますよね。
「この先どうなっちゃうんだろう」
「学校に行けないままなのかな」
「治るのかな」
そんな不安を抱えて押しつぶされそうになってる。
体は大きくなっていっちょ前に口答えとかするかもしれないけど、心はまだまだ未熟で経験値の少ない子供なんです。
だから周りがそれを受け止めてあげることが大事。
それにはこの病気に対する理解ってとても大切だと思います。
娘は特に不安がるタイプだった
娘は小4で起立性調節障害にかかったのですが、当時は本当に不安が強く出ていました。
学校や外で具合が悪くなったらどうしよう、と思うと怖くて出かけられないんです。
(当時は椅子に座っていても貧血を起こしていました。)
いつも、
こわいー
と泣いていました。
私はそれに対してただただ「そうだよね、怖いよね」と共感し、抱きしめていた記憶。
中学生になった今でも、怖いとか不安とか言いますよ。
そんな時は抱きしめたり、背中をトントンしたり。
だいじょうぶだいじょうぶ!
って寄り添っています。
友達にはごく普通に接してもらいたいみたいです。
幸い娘の友達は何時に登校しても普通に「やっほー!」と声をかけてくれる優しい子たちです。
「共感」と「提案だけ」でいい
親って子供よりも長く生きてきてるから、それだけ物事を多く知っています。
だからついついアドバイスみたいなものをしたくなりがちです。
でも必要なのは「共感」だけなのかなと思っています。
もちろん、何か聞かれた時や悩んでいるときは一緒に考えます。
でもその時も「こうしなさい」と「かこうしたほうがいい」じゃなくて、
「こういう方法もあるよ?」
という提案にとどめておくのがいいのかな、って思ってます。
言いたくなるんですけどねー!!それはダメだと思うわってw
そこをぐっとこらえてますw
それに、私も常々心掛けてきたことがあって。
私のせいにされたくないもんー!!🤣
なので、「共感」と「提案だけ」ってのがいいかなと感じてます。
「本当の気持ち」理解する方法を探す
安心させたり共感したり、とにかく「大丈夫」という優しい声掛けが大事なのですが、本当の気持ちってなかなか見せてはくれませんよね。
うちの娘、学校には行きたいって言ってたんです。
そうだよね、学校行ったら楽しそうにやってるし学校行きたいんだろうな~なんて思ったのですが、本当の気持ちは違ってたんです。
娘にとって「学校に行けない=普通じゃない」という気持ちがあって。
娘は普通の子になりたいから学校に行きたいって言ってたんです。
これを知った時はかなり衝撃的だったというか、全然違ってたんだと娘に申し訳なく思いました。
それと同時に、こんなに色々話してたのに全然わかってなかった自分にショックを受けました。
アートセラピーを活用してみては?
そうは言っても「はい、今の気持ちを聞かせてください」といったところで、話してはくれませんよね(笑)
質問する方も何を聞いていいかわからないし。
聞き出すのって、質問力がないと無理ですもんね。私はへたくそ😂
そこでおすすめしたいのが「アートセラピーの活用」です。
人は絵や音楽など芸術的な表現の中に「無意識の自分」があらわれます。
アートセラピーとは、芸術を通じて表現された無意識を理解することで、問題解決の糸口を見つけようという治療法です。
私は風景画を用いる「風景構成法」というアートセラピーを学びました。
風景構成法は紙とクレヨンさえあればできるので、めんどうさがないのが魅力(笑)←かなりズボラ
アートセラピーはこちらから今こう言う状態なんだねと決めつけるのではなく、
この絵からこういうふうな解釈ができるけどどう思う?
と語りかけるもの。
それにより、
「うん、今そんな気持ち!」とか
「うーん、違うかな。こんなふうに思ってるよ」とか
「こうしたいなって悩んでるんだよね」など
本人が気づいていない気持ちや想いを表現させることができるのです。
あくまで聞き出す・引き出すのが目的!お母さんが「あんたこうなんじゃない?」って言ったらダメですよ(笑)自戒を込めて🤣
そして最後は「なりたい未来への意識付け」という工程で、前向きなハッピーな気持ちにつなげていくのです。
アートセラピーを通じれば、あなたもお子さん自身も気づいていなかった感情に気づくことができますよ。
わたしも「へー、そんな風に考えてたんだ!」というのがいくつもありました。
普段からいっぱい会話してたのに、知らなかった部分をたくさん引き出せましたよ!
自宅で受験まで完結できる通信講座で資格を取得した
私は日本統合医学協会のアートセラピー資格通信講座で勉強しました。
1ヶ月弱で資格も取得できましたよ!
ただ「いきなり子供の絵の鑑定なんかできるかな・・・」という方。ご安心ください。
日本統合医学協会のアートセラピー資格通信講座は、1回無料で鑑定が受けられるんです!
それも講師直々の鑑定です。
私はここで娘の絵の鑑定をお願いしました。
鑑定結果2枚びっしりに加え、温かいメッセージまで添えていただき感動!娘もすごく喜んで。
この鑑定結果を見ながらたくさん話しができたし、娘自身も気持ちの整理ができたみたいです。
気持ちを理解し、受け入れ、肯定する言葉がけを
起立性調節障害になり学校に行かない日が増えると、どう言葉がけをすればいいか悩みます。
でもまずは、子供の気持ちを引き出して理解してあげることからかなと思います。
良かれと思ってかけた言葉が子供を追い詰めてしまったら最悪。
おうちが安心できる場ではなくなってしまいます。
起立性調節障害は、こうすれば治るというはっきりしたものがありません。
だからこそ、親も子も気持ちが追い詰められちゃう。
そこに「アートセラピー」というツールを挟むことで、お互い相手や自分を客観的に見つめることができますよ。
風景構成法を学べる通信講座は日本統合医学協会のものしか見つけられなかったので、ぜひ一度公式ホームページをのぞいてみてくださいね。
私の詳しいレビューもよかったらご覧ください^^
追伸:睡眠のことで言い争いになったら
「遅くまで起きてたらまた夜寝れないよ?」
「頑張って目を覚ますだけでもしてみれば?」
こんな声掛けしていませんか?
子どもにとったらそんな事わかってるよ、です。
あ、私もついつい言っちゃうんですけど🤣
特に布団の中のスマホ気になりますよね。
あれは、
「眠れないのもあるけど、明日のことを考えると不安だからそれを紛らわせるために見てるんだ」
って娘が言ってました。
つまり自分でもわかってるんです。
だから結局、子供本人が自分で睡眠を改善しようという気にならないとムリなんですよね。
これ、睡眠環境を整える「トトノエライト」という睡眠リズムライトです。
光で起こす目覚ましだけでなく、夜眠るための手助けもしてくれるスグレモノ。
我が家ではこれを使ってみました。
アプリで操作するのですが、アプリは娘の携帯に入れて自分で設定や操作をさせました。
そしたら「寝る準備しなくちゃ」とか「この設定よりこの方が起きられそう」と、自分から睡眠環境を改善しようという意識が出てきたんです。
そして前回受けられなかった定期テスト、今回は全部朝から受けることができました!
それがかなり本人の自信になったみたい。
明るい表情に、家族みんなが嬉しくなっています。
トトノエライトのこと、詳しくレビューしたのでよかったら読んでみてください。